イチローがいよいろ日米400本安打間近となりましたね。
イチローの去年までの年棒は1800万ドル(18億円弱)でしたが、ヤンキースへの移籍で650万ドル(6億5000万弱)と大幅ダウンしました。
実に11億5000万ぐらいのダウンで半分以下となります。
それでもフォーブスが発表したイチローの今年度の総収入は1960万ドル(約19億円)で、昨年の2400万ドル(24億弱)に比べて、年棒ほどは減っておりません。
CMなどの出演料も去年の700万ドル(6億8000万)から600万ドル(5億8000万)にダウンしているのですが、なぜこのようなことが起こるのでしょうか。
このからくりにはマリナーズとの契約があります。
イチローは2007年に5年で9000万ドル(90億円弱)の契約をしております。
このときの契約が6000万ドル(60億円弱)は年棒として支給されますが、残りの3000万ドル(30億円弱)は2013年から20年間に渡って分割で支払われるというものになっております。
しかもその3000万ドル(30億円弱)には毎年5%の金利までつくそうです。
こういう契約になっていたので、去年に実際に支払われる年棒は1200万ドル(12億円弱)、今年受け取る年棒はマリナーズの残りをあわせて(800万ドル)8億弱となるので、年棒ダウンほどの収入減にはならないのです。

イチローにしてみればたいしたことはないのかもしれませんが、メジャーリーグの年金制度はけっこうおいしいです。
メジャー在籍が5年以上で資格が得られ、10年以上で満額がもらえるそうです。
その気になる額ですが、年に約1700万円ということです。支給年齢は62歳からで、生きてる間はずっと支給されるそうです。
これだけあれば、老後は左団扇ですね。
ただ、一般人には大きすぎる額ですが、一流選手になると、お金の使い方は当然粗くなっていると思うので、彼らにとっては切り詰めないと全然足りそうもありません。
メジャーリーグは競争が激しいため、日本人選手で5年以上は松坂大輔、松井稼頭央など8人ぐらいいますが、10年以上の満額は野茂英雄、イチロー、大家友和の3人しかいません。
松井秀喜はもうちょっとで満額というところでした。
ちなみに日本のプロ野球の年金は年間100万円程度のようです。
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